〜夏梨さまリクエスト〜



小学校をすぎたころから私の声はおかしくなった…

「あぁ…」
「また変なの?」
「ちょっと…昨日より低くなってない?」
「あぁちょっと…でもあんまし気にならないよ」
「明日くらいかな…」

中学に入った頃…

「お…あれっ」
〜起きたのぉ?」
「お母さん…」
「あら?声変わり?」
「んなバカな…私女だよ」
「そうだけど…のど痛い?」
「全然」
「んじゃぁ大丈夫よ。死にやせん」
「( ̄Д ̄)」

てなふうに急に声が低くなったり元に戻ったりする…
ある意味病気…


〜今日練習あるから公園来てよ〜?」
「はいはい」

入学以来気の合う友達とアカペラバンドをくんでいる。
もともと歌は好きだし
人に褒められるくらいだから歌には少し自信がある
だからこの声の病気をいかして、普段はリードを…
病気になったときはベースに…
とても都合のいいかんじで病気を好きになってみている
病気病気と考えては気が沈むだけだし…



〜公園〜
〜」
「あぁ?」
「今日はベースでいいの?」
「うん」
「んじゃぁ30分パート練習ねぇ」
「「「「おぉ」」」」

今日はボイパのがお休みだから独りで練習…
独りで練習はかなり寂しい…
ということで桜を見ながら練習中…

「あ〜あ〜あ〜」




レ「なんか声がする〜」
お「いってみようやぁ」
健「ん〜…女?男?」
洋「ちょっとだけだぞ…」
「「「やっほ〜い」」」

「「「「女の子だ…」」」」


「はぁ…気持ち悪いなぁ…

…治れ―――――――――!!

治るわけないか…」


お「病気なんかなぁ…」
健「なんの?」
洋「さぁ…」
レ「どっちでもいいじゃん。可愛いんだし
ってことで…」
「「「(まさか!!)」」」

レ「PO〜W!!そこのかわゆいレィディ〜!!」

「・・・」

「「「やっちゃった…」」」

レ「歌うまいねぇ〜お名前なぁに?」
「…すみません、どなたでしょう…」
レ「あっ僕?僕は、土屋レオ〜」
「私はです」
レ「ちゃんね、てかでてくれば?」
「??」
「「「どうも〜」」」
「(仲間??)」
お「独りなん?」
「いえ、あっちにも友達が…」
洋「てかちゃんうたうまいね」
「どうも…」
健「俺らもアカペラやってるんだ」
「そうなんですか」
レ「友達も連れてきて歌ってよ〜」
「あぁ…そしたらちょっと行ってきますね」
レ「いってらっしゃぁい」



なんか変な人たちだなぁ…

「なんかアカペラやってる人が私達の歌聞きたいって」
「そうなの?どんな人?」
「なんかフェザーかけてる人と、赤いめがねの人とか…」
「もしかしてそれって…」
「「「「ラグじゃない?!」」」」
「いや、わからん。有名な人?」
「ほら、この前言ったじゃん、インディーズのバンドでは有名な…」
「あぁ…この前ライブがどうたらこうたらの?」
「そうそう、とにかく行こう!!」


レ「あっきた」
「初めましてぇ」

なんだかなぁ…よくわからないけど
一通り歌ってその日はオサラバした…




つづきまぁす…
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