〜奈緒サマリクエスト〜



今日は誰の前座になんだっけかな…

うわっ!!!ズボズボ!!


「裕也!!」
「何?」
「ズボズボの前座って…」
「あぁ、すごくない俺。だから今回は特別がんばらなアカンのよ…」
「裕也大好き!!」
「うわっ!!」
「あっ!!裕也何してんだよ!!」
「「あっ幸太」」
「離れろ〜!!」
「あぁゴメンゴメン」
「ったく、抱きつきたいなら俺んとこいって!!」
「「…(勘違い)」」

私は幼馴染の幸太に誘われて幸太のバンドのヴォーカルをやるようになって
はや2年…
憧れのズボズボの前座ができる!!
あぁ〜続けててよかった…
男4人の中に私だけ女…
でも裕也はしっかりしてるし
光輝くんはやさしいし
ぴろくんはおもしろいし
幸太はバカだし
けっこういいかんじな関係でいれてる

にしても早くライブしたいな〜



〜ライブ当日〜

「遅刻する〜!!」
が起きないからだろ!!」
「幸太が起こしてくれないからでしょ!!」
「いいからしっかりつかまってろよ!!」
「あいあいさぁ!!」

…大切なライブの日にドタバタするとは…
幸太頼りにした私がバカでした

「遅いぞ〜!!」
「「ごめんなさい」」
「まぁいいじゃん。まにあったんだし。ねっ」
「ありがとう。やっぱり光輝くんはやさしいなぁ〜」
「いやいや」
「とりあえずリハの時間がもうすぐなのは、危ないけどな」
「「「忘れてた!!」」」
「急げぇ」

どんだけドタバタしてんだろう…



〜一方〜

「今日の前座って男〜?」
「お前はそれだけしかいえないのか…」
「だって、ジュンコしか女の子いないのってどうよ…」
「悪かったわね」
「あっ(いたんだ)すみません」
「でも今日可愛い女の子みたよ」
「まじで?!」
「うん。マネではないと思うけど…」
「マジで〜(ニヤニヤ)」
「「「変態」」」
「違う!!」

ちょっくらのぞいてみようかな〜

「ちょっとみてくる〜」
「おい!!邪魔すんなよ」
「レオ自体邪魔なんだから」
「うるせぇ!!」



〜楽屋〜
「あぁ…疲れた…」
「てかすごいね。楽屋が広い…」
「今まで狭かったよね」
「私着替えたいんだけど…」
「んじゃぁ外でとく」
「えぇ〜」
「いくぞ幸太!!」
「ふぁ〜い」

「暑いなぁ…よいしょっと(モゾモゾ)」


この部屋か…

コンコン

「?!ちょっとまだ着替え終わってないんだけど…」

「(着替え中!!)あぁ…ズボズボのレオくんで〜す」

「えっ?!ちょ、ちょっとまってください、あともうちょっと…(いやぁ!!)」

「はい…(入りたい…)」


「すみません」
「いや、(可愛いなぁ…)あぁ…レオで〜す」
「あ、はい。えっと…御用ですか?」
「いや、えっと、頑張って」
「あっはい。がんばります。足引っ張らないようにがんばります」
「あっ。うん、がんばって」
「はい…」

「「…」」

「…名前は?」
「あっすみません。ELVISです」
「いや、バンド名じゃなくて…ちみの名前…」
「あっすみません!!です」
ちゃんね。よし。終わったらまた会おう!!」
「はい…」
「じゃぁ」
「はい」


はっはは〜ん
名前聞いちゃった〜
しかも約束しちゃった〜


どうしよう…
レオさんと約束しちゃった…
というかやっぱりかっこいい〜
でもなんかちょっと目が…エロかった

「着替えた?って開いてるし」
「あぁゴメン。さっきねレオさんきたよ」
「まじで?!会いたかったなぁ〜」
何にもされてねぇよな…」
「なんで?」
「だって…今日の服…」
「何さ何さ…てかなんで赤いの…ぴろくんが赤いってなんかキモイ」
「キモイとかいうな!!幸太よりましじゃ!!」
「なんだと!!」
「「「まぁまぁ」」」
「ていうか今日の服露出度大きかないかい?」
「そう?いや?」
「「「「いやじゃありません!!」」」」
「じゃぁいいじゃん」


なんだ…みんななんか変だぞ?!
どうしたみんな!!
というかライブ早く始まらないかなぁ〜


つづく…

コメット
あぁ…ゴメス。長くなっちゃった☆
スミマセン……
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